カシコレラ・ミュージック

カシコレラ・ライヴをカシコレラ・ミュージックと改称し、音楽に関する気ままな投稿場所とします(2023年4月10日より)。

数字の曲「0」~Flipper's Guitars - Going Zero

私のパソコン内には題名に「ゼロ」を含む楽曲が3曲ある。

①Monochrome Set - Ground Zero

www.youtube.com


”Jack(1992)”収録
歌のない器楽曲。

②Flipper's Guitars - Going Zero

www.youtube.com


歌詞
https://www.uta-net.com/song/124868/

”Doctor Head's World Tower -ヘッド博士の世界塔-(1991)”収録

大橋トリオ - ゼロ

www.youtube.com


”L(2011)"収録
歌詞
https://www.uta-net.com/song/123119/


◆Flipper Guitars - Going Zeroについて

CD付属の歌詞カードは文字が見づらい。今回、Web上でまじまじと歌詞を眺めた。
歌詞を聞き取るのが得意ではないので、歌詞を見ながら聴くと新鮮だ。

♪シュールな物言いで話そう ゴール目指すなんてやめよう
♪going zeroと呼んで少しわかった気にもなるだろ?
上を向いた涙なんてのは鼻で笑おう

♪だんだん小さくなる世界で 僕は無限にゼロをめざそう
止まるくらい スピードを上げてずっとずっと


◆アルバム”Doctor Head's World Tower”について

20代後半のある日、久しぶりに再会した中学時代の友人・JTとMIと3人で音楽談義をした。
その際、「Flippers Guitarsの3作品のどれが好きか?」という話題になった。
見事に三者三様だった。
ジャンルにとらわれず幅広く音楽を聴くJTは2nd”Camera Talk”。
自分の感性に合う音楽を深く追求するMTは3rd”DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER”。
当時、ギターポップを偏愛していた私は1st”Three Cheers for our side”。

比較してどうのこうのではなく、とにかく、この曲が収録されている3rdアルバムはとても秀逸だと思う。

「ピエールの音楽論」なるブログを執筆しているピエールさんによると
このアルバムは「1991年当時のUKシーンの映し鏡」なんだそうな。
1991年のUKシーンは、「1989年にザ・ストーン・ローゼズが発表した『石と薔薇』に代表されるマッドチェスター〜アシッド・ハウス、
あるいはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライドが先駆けとなっていたシューゲイズ辺り」が注目されていた。
3rd”DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER”は、こうしたUKシーンを反映しているだけでなく、アシッドハウスの大名盤、プライマル・スクリームの『スクリーマデリカ』、
シューゲイズの大名盤、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラヴレス』、この2作品よりも先にリリースされている点が凄いとピエールさんは評価している。

(参考資料)

DOCTOR HEAD’S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-/フリッパーズ・ギター (1991) ?永遠にそびえ立つ、究極の世界塔?
https://toliveistomusical.com/2022/01/17/doctorheadsworldtower-1991/


大橋トリオwiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA

作詞家:miccaさん
https://www.uta-net.com/user/sakushika/101_200/143.html