私のパソコン内には題名に「ゼロ」を含む楽曲が3曲ある。
①Monochrome Set - Ground Zero
”Jack(1992)”収録
歌のない器楽曲。
②Flipper's Guitars - Going Zero
歌詞
https://www.uta-net.com/song/124868/
”Doctor Head's World Tower -ヘッド博士の世界塔-(1991)”収録
③大橋トリオ - ゼロ
”L(2011)"収録
歌詞
https://www.uta-net.com/song/123119/
◆Flipper Guitars - Going Zeroについて
CD付属の歌詞カードは文字が見づらい。今回、Web上でまじまじと歌詞を眺めた。
歌詞を聞き取るのが得意ではないので、歌詞を見ながら聴くと新鮮だ。
♪シュールな物言いで話そう ゴール目指すなんてやめよう
♪going zeroと呼んで少しわかった気にもなるだろ?
上を向いた涙なんてのは鼻で笑おう
♪だんだん小さくなる世界で 僕は無限にゼロをめざそう
止まるくらい スピードを上げてずっとずっと
◆アルバム”Doctor Head's World Tower”について
20代後半のある日、久しぶりに再会した中学時代の友人・JTとMIと3人で音楽談義をした。
その際、「Flippers Guitarsの3作品のどれが好きか?」という話題になった。
見事に三者三様だった。
ジャンルにとらわれず幅広く音楽を聴くJTは2nd”Camera Talk”。
自分の感性に合う音楽を深く追求するMTは3rd”DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER”。
当時、ギターポップを偏愛していた私は1st”Three Cheers for our side”。
比較してどうのこうのではなく、とにかく、この曲が収録されている3rdアルバムはとても秀逸だと思う。
「ピエールの音楽論」なるブログを執筆しているピエールさんによると
このアルバムは「1991年当時のUKシーンの映し鏡」なんだそうな。
1991年のUKシーンは、「1989年にザ・ストーン・ローゼズが発表した『石と薔薇』に代表されるマッドチェスター〜アシッド・ハウス、
あるいはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインやライドが先駆けとなっていたシューゲイズ辺り」が注目されていた。
3rd”DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER”は、こうしたUKシーンを反映しているだけでなく、アシッドハウスの大名盤、プライマル・スクリームの『スクリーマデリカ』、
シューゲイズの大名盤、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラヴレス』、この2作品よりも先にリリースされている点が凄いとピエールさんは評価している。
(参考資料)
DOCTOR HEAD’S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-/フリッパーズ・ギター (1991) ?永遠にそびえ立つ、究極の世界塔?
https://toliveistomusical.com/2022/01/17/doctorheadsworldtower-1991/
大橋トリオ(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA
作詞家:miccaさん
https://www.uta-net.com/user/sakushika/101_200/143.html