【復刻版】『ブタのまくら』創刊号 1997.10.26.
<創刊のことば>
とても内輪な情報交換・交流誌「ブタのまくら」を創刊します。「創刊」なんて何だか偉そうだけど、知っている人たちの顔を思い浮かべながら記事を書くとか、知っているあの人の記事を読むとか、身近なあいつのおすすめを知るとか、内輪でそんなことをすると面白いんではないかと思った次第です。「創刊号」を送らせていただいた皆様は、二度と抜けられぬ会員となっております。記事、情報など、どんなことでも構わないので、先を競って、どしどし、お寄せ願いたい。
尚、文字情報だけでなく、画像や音なども配信できるようになるといいなぁなどと思っているので、特別会員のコンピューター関係の方々には、特に、ご協力をよろしくお願いしたい。みんなで創ろう、「ブタのまくら」。おしまい。
1997年10月吉日 編集・発行人 KI
*音楽*
【名盤紹介】
┌────────────────────────────────────── ┐
│DEXYS MIDNIGHT RUNNERS”TOO-RYE-AY”1982.フォノグラム │
│ おすすめ人:KI │
└───────────────────────────────────── ─┘
「どえりゃー、かっこええわ」と、最近、JTが好んで聞いているアルバムが、これである。JTにそう言われて、オレも、書棚の奥からこいつを引っぱり出してきて、ここ何日か、毎朝、通勤途上に愛聴している。名盤である。
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズは、イギリスの8人組のロックバンド。彼らの2枚目のアルバムがこれ。「女の泪はワザモンだ!!」という???の邦題がついている。「泪」は「なみだ」と読むらしい。こんな字を使うのは演歌のタイトルぐらいではないのか?
どんな音楽かを言葉で表現するのはとても難しいが、試みてみよう。
リーダーのケヴィン・ローランドが歌うポップな旋律に、弦楽器や管楽器の派手めの旋律がからむ。曲によって、ピアノが攻撃をしかけてきたり、アコーディオンが踊っていたり、オルガンが静かに呼吸をしていたりする。ハーモニカやバンジョーの懐かしいような音が登場する曲もある。1曲1曲が緩急の変化と展開に富んでいる。
どんな音、どんな曲が思い浮かぶだろうか?苦労してここまで説明してきて、簡単な説明の仕方があることに気がついた。「カモン・アイリーン」という曲を大ヒットさせたグループということだ。このアルバムの最後を飾るのが「カモン・アイリーン」である。
このアルバムは、全10曲が、ほぼノンストップで続く見事な構成の作品である。特に、レコードだとB面の最初にあたる⑥から、⑦⑧へと続くあたりのパワーは凄い。歌詞の内容はまじめに見たことがないのでわからないが、言葉の響きはとても良い。歌詞の内容も深い意味がありそうな気がする。あえて個人的に文句をつけさせてもらうと、ローランドの声がストレートに伝わってこないところが不満である。これは録音の仕方のせいかもしれない。ライブで聞くと凄いだろうなと思うが、もう解散してしまっているに違いない。1982年以後、彼らがどうなったかを知らないので、知っている人は教えて下さい。
Dexy's Midnight Runners - Too-Rye-Ay (Full Album) 1982
Dexys Midnight Runners - Come On Eileen ( At Bananas 1983 Vinyl 33 Rpm Remastered )
Dexys Midnight Runners - Come On Eileen (Live Shaftesbury Theatre 1982)
Come On Eileen - Dexys Midnight Runners live 2013